ZIPディスク.当時はフロッピーの進化形と期待されたものの,CD-RWには敵わなかったメディアです.
容量はたったの100MBで,同時期にライバル視されたMOより容量は少ないものの,磁気ディスクなので書き込みは早かったです.当時は700円くらいしたような.
ファイルサーバが普及しておらず,WEBメールには入りきらず,USBメモリもなかった時代,生徒たちは課題で作成したファイルがフロッピーには入りきらないので各自のZIPディスクに保存していました.
特徴は,ディスクに暗号化を施せる仕様になっていたこと. 実際には誰も暗号化は使いませんでしたが…
難点は,ファイルシステムが破損しやすいこと. フロッピーと同じで書き換え回数はせいぜい数十回が限度. クラスにだいたい一人や二人はこの問題で大切なファイルを失っていました. 用心深い生徒は当時,常に2枚のZIPに課題を保管していました.
おそらく中にも懐かしいファイルが入っているのかもしれませんが,いまはもうドライブが手に入りません.