(2011年2月1日更新)
MacでLaTeXをするために説明されているサイトがたくさんありますが,方法が多様だったり面倒な部分もあるため,とりあえず間抜けだが即できる方法をメモ...
方針としては
・難しい知識不要
・日本語LaTeX文書を扱える
・EPSの図(画像)も入れられる
・無料でやる
・MacOS 10.6以降で使う
なお,たぶんこの環境構築の方法はあまり賢くない方法です.ご了承を.
Xcodeをインストール

MacPortsをインストール
http://www.macports.org/ の右上のちっこいリンクから,MacPortsをダウンロードし,インストール.ptexのインストール
Macの アプリケーション>ユーティリティ>ターミナル を起動し,下記のように打つ.sudo port install ptex
パスワードを聞かれるので,自身のMacのパスワードを入力.パスワードが正しければ,ptexのインストールが始まる.けっこう時間がかかる.
Drag & Drop pTeXをインストール
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/herogw/index.html
から,「Drag & Drop pTeX」をダウンロードし,dmgアーカイブ内にある猫さんのアイコンのアプリ「pTeX」を「アプリケーション」フォルダにコピー.
土台となるtexファイルを作り,それをpTeXのアイコン上にドラッグアンドドロップ.
下のようなウィンドウが出てきたら,コマンドの欄が「TeX2PDF」になっているのを確認して,「OK」を選ぶ.
TeXに文法エラー等がなければ,同じフォルダにpdfとして保存されます.
(コマンドの欄に「TeX2PDF」の代わりに「edit」と入れると,TeXファイルを編集することもできます.)
eps画像で図を入れる
http://inkscape.org/download/?lang=ja
から「Inkscape」をダウンロードし,富士山のようなアイコンのアプリ「Inkscape」を「アプリケーション」フォルダにコピー.
Inkscapeを起動.
図を描くか,PowerPointから図をコピペ.
「File」メニューから「Save As」を選ぶ.
ファイル名を決めて保存.フォーマットは「Encapsulated PostScript」(EPSファイル)が無難?
保存先はtexファイルと同じ場所が無難.
tex内の ¥documentclass の次の行あたりに,下のコードを入れる.
\usepackage{graphicx} |
tex内の図を入れる場所に,下のソースを入れる.「ファイル名.eps」の部分を,先ほど保存したepsファイルの名前にする.
\begin{figure}[htbp] \begin{center} \includegraphics[width=100mm]{ファイル名.eps} \end{center} \caption{図の説明} \label{fig:one} \end{figure} |
なお,図を書くときはOpenOffice.orgのDrawを使って作成し,EPSとして保存すると,ベクター情報としてLaTeXやPDFに格納されるので,きれいに作成できる.