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5分でgnuplotを使う

グラフを描く部分だけに関しては,ExcelやOOoよりもgnuplotのほうがきれい.
というわけで,論文にグラフを入れるときに,データからグラフを描いたときのメモ.

1.数値データのテキストファイルを作成

#系列1 系列2 系列3 (この行はコメント)
35 52 88
32 53 82
34 56 86
33 54 83
...

といった感じで,系列ごとにy軸の値を書いたtxtファイルを準備する.系列が一つだけなら,Excelなどからコピペで一気にペーストできる.
#から始まる行はコメントとされる.

このとき,テキストエディタ「mi」を使うと,何故かきちんと書き込めない場合がある.「vi」を使うのが手堅い.

保存先は,とりあえずホームディレクトリ.

(gnuplotをコマンドから呼び出す場合は,ホームディレクトリ以外の場所でもOK.その場合は,gnuplotコマンドを実行する場所.)


Mac OS X用gnuplotを入手


http://www.muskmelon.jp/macosx/
から,gnuplot.appをダウンロード.Applicationsフォルダに入れておく.クリックすると起動する.

X11がインストールされていない場合は,MacOSインストールディスクのAdditionalToolsから,X11をインストールしておく.


グラフを描く

保存された系列データのテキストファイルのファイル名がFILE1のとき,

gnuplot> plot "FILE1" with linespoints
でグラフが描画される.

系列データを複数のテキストファイルに分けている場合は,

gnuplot> plot "FILE1" with linespoints, "FILE2" with linespoints, ・・・

のようにすることで,1つのグラフに複数のファイルから系列データを入れることができる.


ファイルに保存する

ターミナルで,

gnuplot> set terminal postscript eps
gnuplot> set output "graph1.eps"

と打つ.その後,

gnuplot> plot "FILE1" with linespoints

のようにplotコマンドを実行すると,グラフがgraph1.epsというファイル名で保存される.


グラフをカラー表示にしたい場合は,

gnuplot> set terminal postscript eps enhanced color
gnuplot> set output "graph1.eps"
gnuplot> plot "FILE1" with linespoints

のように,カラー表示モードにしてから,出力ファイル名をセットし,plotコマンドを呼び出す.
ただし,多くの論文では白黒で印刷されるので要注意.

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2011年02月07日 00:35に投稿されたエントリーのページです。

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