グラフを描く部分だけに関しては,ExcelやOOoよりもgnuplotのほうがきれい.
というわけで,論文にグラフを入れるときに,データからグラフを描いたときのメモ.
1.数値データのテキストファイルを作成
#系列1 系列2 系列3 (この行はコメント) 35 52 88 32 53 82 34 56 86 33 54 83 ... |
といった感じで,系列ごとにy軸の値を書いたtxtファイルを準備する.系列が一つだけなら,Excelなどからコピペで一気にペーストできる.
#から始まる行はコメントとされる.
このとき,テキストエディタ「mi」を使うと,何故かきちんと書き込めない場合がある.「vi」を使うのが手堅い.
保存先は,とりあえずホームディレクトリ.
(gnuplotをコマンドから呼び出す場合は,ホームディレクトリ以外の場所でもOK.その場合は,gnuplotコマンドを実行する場所.)
Mac OS X用gnuplotを入手
http://www.muskmelon.jp/macosx/
から,gnuplot.appをダウンロード.Applicationsフォルダに入れておく.クリックすると起動する.
X11がインストールされていない場合は,MacOSインストールディスクのAdditionalToolsから,X11をインストールしておく.
グラフを描く
保存された系列データのテキストファイルのファイル名がFILE1のとき,
gnuplot> plot "FILE1" with linespoints |
系列データを複数のテキストファイルに分けている場合は,
gnuplot> plot "FILE1" with linespoints, "FILE2" with linespoints, ・・・ |
のようにすることで,1つのグラフに複数のファイルから系列データを入れることができる.
ファイルに保存する
ターミナルで,
gnuplot> set terminal postscript eps gnuplot> set output "graph1.eps" |
と打つ.その後,
gnuplot> plot "FILE1" with linespoints |
のようにplotコマンドを実行すると,グラフがgraph1.epsというファイル名で保存される.
グラフをカラー表示にしたい場合は,
gnuplot> set terminal postscript eps enhanced color gnuplot> set output "graph1.eps" gnuplot> plot "FILE1" with linespoints |
のように,カラー表示モードにしてから,出力ファイル名をセットし,plotコマンドを呼び出す.
ただし,多くの論文では白黒で印刷されるので要注意.