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Mac上でCisco IOSを動かす

Dynagenは、Ciscoルータのシミュレータの一つです。Mac,Linux,Windowsをサポートし、実ネットワークに接続して本物のCiscoルータとして接続することができます。

Dynagenの特徴は
・Mac,Linux,Windowsで使える
・本物のIOSを動かせる
・実ルータとして、物理ネットワークに接続できる
・複数台のルータを1台のPCで動かせる
・Cisco IOSを持っている必要がある。

環境の構築

1.
http://sourceforge.net/projects/dyna-gen/files/
から、Dynagen/Dynamipsセットのdmgイメージをダウンロードし、中のDynagenフォルダを/Applicationsにコピーする。



2.
/Applications/Dynagen/imagesフォルダを作成し、Cisco IOSの.binファイルをここにコピーする。



3.
/Applications/Dynagen/sample_labs内のいずれかのサンプル内の、.netファイルをテキストエディタて開く。
ここでは例として、sample_labs/simple1/simple1.netを開いてみる。
”image=”から始まる行のファイルパスを、先ほどコピーしたCiscoIOSイメージ(.binファイル)のパスに書き換える。(上の例では、/Applications/Dynagen/images/c7200.bin)



4.
/Applications/Dynagen/Dynamips Server をダブルクリックで開く。
パスワードを聞かれるので、Macでのあなたのパスワードを入力しEnter.
上の写真の表示のようにserver startedとターミナルに表示されたらOK.このウィンドウは閉じずに残しておく。
もしserver startedといかなかったら、Macを再起動するか、dynagenのプロセスをkillして再チャレンジ。



5.
sample_labs/simple1/simple1.net を、アプリ「Dynagen」(/Applications/Dynagen/Dinagen)に関連づける。これにより、.netファイルをダブルクリックすることで、Dynagenが起動する。

simple1.netを起動。
=>のコンソールが出力されたらOK.
「list」コマンドを打つと、ルータとそのルータがtelnetで待ち受けているポート一覧が出る。
このウィンドウも閉じないようにする。



6.
telnetで、 localhost 2000 にログインすると、ルータR1にログインできる。
同様に、localhost 2001にログインすると、ルータR2にログインできる。


当然、携帯からtelnetで叩くこともできます。

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2011年08月04日 21:20に投稿されたエントリーのページです。

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