「天上の虹」は、持統天皇を主人公とする、万葉集をベースとした少女漫画作品です。
・全23巻構成、1983年に連載を開始し、連載誌を変えながら今も継続中。
・大阪芸術大学里中満智子教授の作品。
・舞台は主に奈良県明日香村周辺。
・物語は、持統天皇(鸕野讚良)が生まれ、父である中大兄皇子が大化の改新をする所から始まる。
・人間関係がとても複雑。 兄弟が憎しみ合ったり、逆に愛し合ったり、義理の父と甥っ子が戦争をしたりする。各巻の頭に人物相関図があるので、迷ったら確認。
・当時の難しい言葉や言い回しはあまり登場せず、たまに登場しても解説があるので、誰でも簡単に読める。
・実は奈良時代頃に、滋賀に大津京という都が置かれた時期があった。(現在は大津京というJRの駅があります。)
・重大な出来事ごとに、その場で詠まれた俳句を万葉集から引用。また、現代語風に言い換えた説明文も。
・主人公の讚良はツンデレ。
・2014年6月には明日香村で舞台化もされた。
・ドラマCD版には子安武人や天野由梨も出演。
【明日香村に行ってみました】
以下は、一部舞台となった飛鳥寺に行ったときのビデオです。
下は、現在の飛鳥寺。
以下は、明日香村の橘寺で開催された「光の回廊」の時の写真です。 「天上の虹」に登場する皇族も似た衣装を身に着けています。
【大津京にも行ってみました】
大津京は、一時的に滋賀県に設けられた都。たった数年で焼けてしまいました。
大津京については、下記ページでも紹介しています。
http://animelocations.iza-yoi.net/chihaya-otsu.html