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KVMによる仮想環境構築

kvmは、Linuxカーネルに搭載されたベアメタル型ハイパーバイザだそうです。
オープンソースなので、VMwareのようなライセンスが不要なのかなと思っています。

CentOS7のKVM上でUbuntuを動かすまで構築してみたときの作業メモです。

今回はGUIでの操作としました。CUIベースでも今度やってみます。

CentOSをインストールします。


インストール先を聞かれます。今回はHDのクリアインストールをしました。


パスワードを設定します。



全然知らなかったんですが、CentOS7以降では、デフォルトではifconfigやnetstatコマンドが使えなくなったようです。
(これらの後継となるコマンドがあるらしい?)

面倒なので、CentOSインストールディスク内にあるnet-tools-2.0.0.*.rpmをインストールしたあと、ifconfigでNICを有効にしました。

ついでに、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-(NIC名)をviで編集し、OS起動時に自動的に有効にします。

ONBOOT=YES に書き換えます。

ちゃんとネットワークにつながりました。

KVMはCUIでも操作できるようです。が、面倒なので以下のようにGnomeを入れてGUI操作できるようにします。
何度か"y"の入力を求められます。




Completeとなれば、インストール完了です。startx でGnomeを起動します。

日本語でおk


Gnomeが起動しました。Terminalは左上のApplicationsメニューから起動できます。



setenforce 0 で、SELinuxを無効にします。

ゲストOSのインストールディスクのイメージファイルを、ホストOSに入れておきます。
今回はUbuntuを使うことにしました。
別のPCでダウンロードしたISOをホストOSへ転送する場合は、SCPが便利です。
(デフォルトでsshdが有効になっているため)


yum -y install virt-managerで、マネージャをインストールします。

virt-manager & で、Virtual Machine Managerを起動します。

libvirtがない! と怒られました。 yum install libvirtでインストールします。



virt-managerを起動しなおしました。今度はKVMにアクセスできました。


KVMを右クリックし、「新規」または「New」をクリックします。


どの媒体でOSを入れるか聞いてきます。今回はISOを使いました。


Browse->Browse Local->(対象のISO)ファイル を選択しました。




仮想マシンのスペックと名前を指定します。




仮想マシンが起動します。あとはウィザードに従って粛々とゲストOSをインストールします。

無事、KVM上でUbuntuが動きました。
仮想マシンのネットワーク接続をブリッジタイプにしておけば、NW越しに他のシンクライアント等からリモートデスクトップなどでゲストOSに入ることができます。

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2016年05月09日 03:00に投稿されたエントリーのページです。

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