忘備のために、写真撮影の際に使ったテクニックを随時メモしていきます。
被写界深度を浅くする
【手前の物】と背景をぼかす。
①絞りを限界まで解放する ②被写体にズームする ③被写体に近づく
被写体を左右1/3の位置に置く
被写体(物や人)を真ん中に取るのではなく、左1/3か右1/3の位置に置く。
彩度アップ
花などは、全写真を一括で彩度を80くらいにすると、だいたいのものが鮮やかになる。それ以上にすると違和感のある写真も出てくるので個別に調整。
一方で、光源体(花火やタイマツ)はもっと彩度を上げたほうが鮮やか。
また、花は晴れの日より曇りの日のほうが色がしっかり見える。
ホワイトバランス
燈籠やキャンドルは、ホワイトバランスを上げると温かみが出る。
コントラスト
星は暗くて空と同化しやすいため、コントラストを上げて星を目立たせる。
色調補正
色相環を調整する。 緑の葉っぱが紅葉に化ける。
やりすぎると元々紅葉だった葉っぱが紫になってしまうので注意。
玉ボケ
点光源をバックにして、被写界深度を浅くする。
長時間露光 - 躍動感
滝のように動くものは、シャッタースピードを長くすると躍動感が出る。
長時間露光 - 人消し
暗いときにだけ使える方法。人は動くのではっきり映らず、背景は動かないのでしっかり写る。
道を撮れば、車のランプだけ見えるようになる。
長時間露光 - 星空
北極星の方向を向けて、適切な露出で長時間露光すると、地球の自転の関係で「ぐるぐる」が取れる。
なお、星を撮るときは以下の条件を満たす必要がある。
都市部から離れている場所であること(山中など) |
月が出ていない時間帯であること |
雲が掛かっていないこと |
ぼかし - ソフトフィルタ
やわらかい雰囲気や、幻想的な雰囲気を出すことができる。撮影時にソフトフィルタを使う。
ぼかし - ガウスレイヤー重ね
やわらかい雰囲気を出すことができる。PhotoShopでガウスした画像を不透明度50%で重ねる。
ぼかし - コンポジット/多重露光(ぼかし)
ピントを合わせた状態の写真と、ピントがずれた状態の写真を重ねる。やわらかい感じになる。
コンポジット/多重露光 - 異なるタイミングのを重ねる
ソフトウェア「Startrails」などを使用する。異なるタイミングのを合成する。
花火、若草山山焼き、ホタル撮影、星空などなど。
赤道儀ソフト「Sequator」
複数の星空写真を合成して、赤道儀と同じ効果を得る。暗い星まで見えるようになる半面、画像の端のほうが歪む。
HDR / ADL
明るさの異なる二つ以上の物を同時にローキー/ハイキーにせず現像。それぞれがしっかり写る露出の写真を複数撮影しておき合成する。
以下は、明るい青空と、逆光となる秋桜。
暗い星空と、明るい花火。
明暗の対比
逆に、極端に明るいものと暗いものを対比して撮影。このときはADLしないこと。
シルエット
ローキーにする。このときはADLしないこと。
固定撮影
暗い状況で三脚が使えない場合は、手すりの上に置くなどして撮影する。
それができないときは、息を止めて、脇を占めて、ISOを上げて撮影する。
奥に人物をぼかして入れる
背景となる奥にも主題となる被写体を置く。
レンズフレア
太陽や花火など、強力な光源を入れると、フレアが撮れる。
被写体が逆光になる場合は、シルエットとするかHDRする。
霧吹き
花は霧吹きで水をかけてやると、ズームしたとき雨上がりのような水水しい感じになる。
クリップオンストロボ
遠くにある暗いものを撮影。浮き上がった感じになる。
ポートレートとして撮るときは、直接被写体に充てるのではなく、天井か壁にバウンスさせる。それができないときは、白い何かでくるんで光を柔らかくする。
流し撮り
電車や車など、移動するものに合わせてカメラを動かしながら、シャッタースピード長めで撮影。背景が流れたようになる。
ローアングルから撮る
花を撮るとき、空が綺麗なら。
雨上がりを狙う
地面に太陽光が反射して、地面が輝く。
光文字
シャッタースピードを10秒くらいにしておき、花火か懐中電灯を使う。
あえて暗いままにする
荘厳な雰囲気を出すため、HDR/ADLせずあえて被写体が暗いままにする。その際は、明るい部分も若干写しこむ。
鏡写し
早朝が風が無くていちばんきれいに鏡写しになる。
水晶玉
風景を水晶玉に閉じ込めることができる。写る風景は上下逆になる。スマホを使っても似たようなことができる。
クロスフィルタ / スノーフィルタ
イルミネーションの光を光線にする。
幾何学的なアングルを探す
梅田スカイビルや京都駅など、オシャレな建物で。
点光源を放射状にする
限界まで絞って(その分長時間露光)する。すると、下写真の高速道路や、左手前ビル屋上の赤い灯りのように、点光源が放射状になる。
夜のシーンに。