バックトラックは、ネットワーク関係のセキュリティ対策に用いるLinuxディストリビューション。
最新版は「Kali Linux」という別の名前になっていますが、まだ資料が少ないため、今回はちょっと枯れたBackTrack5r3です。
以下そのインストール方法のメモです。
http://www.backtrack-linux.org (バックトラックの本家サイト)からOS(BackTrack5r3)をダウンロードします。
名前やメールアドレスは適当でOKです。(登録不要)
基本的には、VMware用のイメージを落として、VMwareかVirtualBoxで使用するのがてっとり早いと思います。
(ただ、aircrack-ng (Wi-Fi関係のセキュリティソフト)を使用する場合はVM上で動かすと都合が悪いので、ISO版をダウンロードしてインストールする必要があります。
その場合は、「LinuxLiveUSB」を使用しISOからUSBメモリへインストールするのが無難かと思います。)
VirtualBoxを起動し、仮想マシンを新規作成します。BacktrackはUbuntuベースなので、Linux - Ubuntuを選ぶのが無難かと思います。
(なお、BackTrack5ではなくKali Linuxの場合はDebianベースなので、Linux - Debianを選ぶのが無難かと思います。)
「すでにある仮想ハードドライブ…」を選択し、Backtrackのサイトからダウンロードしてきたファイルの中にあるvmdkファイルを選択。
ネットワーク設定は、個人的には「ブリッジアダプター」がおすすめかと思います。ホストOSと同様に同一セグメント内の他端末と直接通信したり、DHCPでIPアドレスをもらったりできるので...
デフォルトでのアカウントはIDは root 、パスワードは toor でログインできます。
(なお、勉強会用共用BackTrackマシンは、user0 パスワードはpassword0 とします。)