RaspberryPIは、ARM 1176JZF-S 700MHz(CPU)、VideoCore IV(GPU)、DRAM256MBを搭載し、Linux等が動作する組み込み用シングルボードコンピュータです。
上記写真の黒い大きめのチップにプロセッサやメモリが搭載されています。
OSやファイルシステムはSDカード上に展開されています。
大きさは、タバコの箱に入るくらいのサイズ。
給電は、Androidスマートフォン用の充電器を使用します。
映像出力はHDMIを使用します。 変換アダプタを使用すれば、ほかのタイプのディスプレイ出力にもできます。下は、OS展開中のシークエンス。
Raspbian Linuxを入れた場合は、startxからGUIを呼びます。
面白い特徴として、
・13の入出力用ピンを標準搭載。この先をブレッドボード等につないで、組み込みデバイスの制御機器として使用可能。
・LAMP環境が動き、LANポートも搭載。 (ということは、WordPress用サーバになる)
・GUIが動く。 (ということは、PCとして使える)
・超省電力、冷却不要
・可動部品が少ないため、故障しにくい?
・USBポート搭載のため、USB機器が使える。(たとえばWEBカメラで監視システム構築などが可能)
制約事項としては
・HDDの代わりにSDカードを使用しているため、HDDに比べアクセス速度は遅い。
・USB給電能力は低い。
この環境をいろいろ使って、組み込み実践してみたいと思います。