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Ciscoデバイス用コマンド練習ソフトの作成

Cisco CCNP / CCNA試験では、シミュレーション問題(いわゆるコマ問)が出題されます。
コマンドを覚える方法としては、反復練習が一番の有効な手段ですが、後述のような課題もあります。
そこで、Ciscoデバイス用コマンド練習画面を開発中です。
まだ若干未完成ですが、下記URLにてソースと共に公開しています。

【ダウンロードURL】
http://sourceforge.jp/projects/cmdpractice/releases/

【説明URL】
http://sourceforge.jp/projects/cmdpractice/wiki/FrontPage






本ツールは、Cisco試験のシミュレーション試験のコマンドを覚えるため、 コマンドを何度も投入して練習をするための投入画面です。

あくまで「投入練習ツール」であり、「シミュレータ」ではありませんのでご注意ください。 予め登録されたコマンド入力に対して、あらかじめ登録された出力を返すだけです。 「資料を読んだだけでは、一連のコマンドや作業を覚えられない!」という方が、 本ツールで10回くらい練習すれば覚えられるかなと思います。

本練習画面では、下記のような「課題」を解決します。


【教材の読み込みによる学習の課題】
・実践的でないため、日ごろCiscoデバイスを触らない人にとって覚えづらい。
・本番での操作イメージがつかみにくい。


【シミュレータによる学習の課題】
・必要なコマンドがサポートされていない。
・個人で買うには高価。
・練習方法を知人と共有しにくい。
・前提となる環境の設定が難しい。

【実機による学習の課題】
・試験で問われるコマンドをサポートした本格的なルータやスイッチは効果。
・置く場所に困る。
・LANケーブルやシリアルケーブル、コンソールケーブルの接続や設定が面倒。
・前提となる環境の設定が難しい。


本練習画面では、下記のような「メリット」を提供します。

【本練習画面のメリット】
・自分でコマンドを登録すれば、あらゆるコマンド・出力を再現できる。
・装置状態は保持しないので、何度も同じコマンド入力を反復練習できる。
・軽量、シンプル、インストール不要。
・中身を自由に改変し・それを自由に再配布できる。


一方で、本練習画面はあくまでコマンド投入を反復練習するためだけの物なので、
以下のデメリットもあります。

【本練習画面のデメリット】
・登録された入力に対し登録された出力を返すだけなので、
 状態変更コマンドを入力しても状態確認の出力に反映されません。
  (たとえば、IFをshutdownしてもshow runに反映されません)

・動作はシミュレートしません。
  (例えば、複数のデバイスを作成して相互に通信させたりはできません)



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2013年06月24日 00:04に投稿されたエントリーのページです。

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